朝日新聞の中国忖度(台湾総統選ver.)

2020年1月12日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S14324162.html?iref=editorial_backnumber


⇒自由・人権尊重を旗印としながら親中でもある朝日新聞中国共産党の強権政治に対して歯切れが悪いのは周知の事実だが、今回の内容は、中国の顔色を窺いつつも旗印を下ろさないために苦心した賜物ということか。米中対立が民主主義か強権政治かの対立であると明示している箇所などは、編集委員が中国に睨まれないのか心配にすらなるが、朝日にしては気骨のある編集委員がいたということかも知れない。ただそのように思うこと自体が、ウイグルチベットでの拷問や弾圧を無視するような社風にこちらが染まってしまっているということでもあり、慣らされてしまっているという由々しき問題である。朝日には、この社説を契機として、捕虜ビジネスと揶揄される安田氏のパスポート発給問題で政府の対応に向けた鋭い追及の姿勢を、是非中国の国内外における重大な人権侵害や恫喝にも向けてもらいたい。叶わぬ願いであろうが。